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アルコール依存症とは|症状・原因・セルフチェック

アルコール依存症により飲酒が最優先となり、生活や仕事、家族関係に影響する状態

アルコール依存症の主な症状と「飲酒をやめられない」状態

アルコール依存症とは、飲酒を続けるうちに耐性・精神依存・身体依存が形成され、飲酒のコントロールができなくなる状態を指します。アルコール依存症になると、健康・仕事・家庭関係など、さまざまな問題が生じます。

この病気の特徴を一言で表すと、「飲酒のコントロールがきかないこと」です。

アルコール依存症による飲酒コントロールの低下を表したイラスト

例えば、以下のような状況が挙げられます。

・飲んではいけない場面で飲んでしまう。

・「今日はほどほどにしよう」と思っても、酔いつぶれるまで飲んでしまう。

・飲みすぎによって健康を害しているにもかかわらず、やめられない。

しかし、アルコール依存症は専門的な治療や支援を受けることで、回復し、社会復帰することが可能です。

それにもかかわらず、専門治療につながっているのは、依存症とされる人のごく一部に過ぎません。多くの人が問題を根本的に解決できないまま、内科への入院を繰り返したり、家庭崩壊や失職に至ったりするケースが後を絶ちません。

依存症に対する誤解や偏見をなくし、相談・治療・回復の受け皿を充実させることが、社会全体に求められています。


 

WHO 飲酒問題スクリーニングテスト

AUDIT セルフチェック

Alcohol Use Disorders Identification Test

AUDITは、WHO(世界保健機関)が開発した、 飲酒習慣や飲酒による問題を確認するための スクリーニングテストです。

全10問に回答すると、現在のお酒との付き合い方を 40点満点で確認できます。

所要時間:約2〜3分
最近の飲酒状況について、 もっとも近いものを選んでください。

まず「1単位」を確認しましょう

このセルフチェックでは、純アルコール約20gを「1単位」として考えます。

純アルコール量(g)= 飲酒量(ml)× アルコール度数(% ÷ 100)× 0.8
ビール350ml アルコール5%
ビール 缶 350ml・5% 純アルコール 約14g 約0.7単位
ビール中瓶500ml アルコール5%
ビール 中瓶 500ml・5% 純アルコール 約20g 約1.0単位
生ビール中ジョッキ400ml アルコール5%
生ビール 中ジョッキ 400ml・5% 純アルコール 約16g 約0.8単位
日本酒1合180ml アルコール15%
日本酒 1合 180ml・15% 純アルコール 約21.6g 約1.1単位
チューハイ350ml アルコール7%
チューハイ 缶 350ml・7% 純アルコール 約19.6g 約1.0単位
ワイン120ml アルコール12%
ワイン グラス 120ml・12% 純アルコール 約11.5g 約0.6単位
ウイスキーシングル30ml アルコール40%
ウイスキー シングル 30ml・40% 純アルコール 約9.6g 約0.5単位
焼酎ロック60ml アルコール25%
焼酎 ロック 60ml・25% 純アルコール 約12g 約0.6単位
「1杯」と「1単位」は同じ意味ではありません。

お酒の種類・量・アルコール度数によって、1杯に含まれる純アルコール量は異なります。

AUDITでは、1日に飲んだお酒の合計を「純アルコール約20g=1単位」として回答してください。

※表示している純アルコール量・単位数は目安です。実際の容量やアルコール度数は商品・提供方法によって異なります。

0 / 10 問回答
1お酒を飲む頻度はどのくらいですか?
2お酒を飲む日は、通常どのくらい飲みますか?
3一度に3単位以上飲むことは、どのくらいありますか?
4この1年間で、飲み始めたあと自分で止めることが 難しくなったことはどのくらいありますか?
5この1年間で、飲酒が原因で、 本来するべきことができなかったことはどのくらいありますか?
6この1年間で、飲みすぎた翌朝に、 体調を整えるため迎え酒をしたことはどのくらいありますか?
7この1年間で、飲酒したあとに後悔や罪悪感を感じたことは どのくらいありますか?
8この1年間で、飲酒したために前夜の出来事を 思い出せなかったことはどのくらいありますか?
9飲酒が原因で、あなた自身または他の人が けがをしたことがありますか?
10家族・友人・医師などから、 あなたの飲酒を心配されたり、 飲酒量を減らすよう勧められたことがありますか?
あなたのAUDITスコア
0 点 / 40点

お酒のことで気になることはありませんか?

AUDITの点数だけで、 すべてが決まるわけではありません。

「もしかしたら飲みすぎかも」
「減らしたいけれど減らせない」
「家族のお酒について相談したい」

そのような段階からご相談いただけます。

HELKEMAは、当事者の方にも、 ご家族にも寄り添います。

お酒と暮らしの相談室を見る TEL 0776-25-7830
受付時間:平日 10:00〜17:00
この結果について

AUDITは医師による診断に代わるものではありません。 飲酒問題の可能性を確認するための スクリーニング(セルフチェック)です。

点数にかかわらず、飲酒によって健康・仕事・家庭・ 人間関係などに影響が生じている場合や、 飲酒量を自分でコントロールできないと感じる場合は、 医療機関・専門相談機関などへご相談ください。

参考・出典
WHO「Alcohol Use Disorders Identification Test(AUDIT)」
特定非営利活動法人ASK「AUDIT」
国立病院機構 久里浜医療センター「AUDIT」



SUPPORT INFORMATION

アルコール依存症の相談先一覧

アルコール依存症やお酒の問題は、ご本人だけでなく、ご家族だけでも相談できます。 「相談するほどではないかもしれない」という段階でも、早めに相談することが大切です。

福井県で相談先に迷っている方へ

HELKEMAの「お酒と暮らしの相談室」では、ご本人・ご家族・職場関係者からの相談を受け付けています。 匿名・仮名でも利用できます。

福井県のアルコール無料相談を見る

精神保健福祉センター

各都道府県や政令指定都市にある相談機関です。 アルコール依存症や関連問題について、電話や面接による相談を受け付けています。

地域の医療機関、自助グループ、家族向けプログラムなどの情報も得られます。

「こころの健康センター」などの名称になっている場合もあります。

保健所

アルコール問題についての個別相談や、ご家族からの相談に対応しています。

必要に応じて、医療・福祉・行政などの関係機関へつなぐ役割も担っています。 面接相談には予約が必要な場合があります。

医療機関

診断や治療を希望する場合は、アルコール依存症に対応する専門医療機関へ相談します。

ご本人がすぐに受診できない場合でも、ご家族だけで相談できる医療機関があります。 受診前に対応内容や予約方法をご確認ください。

自助グループ

同じような経験を持つ当事者や家族が集まり、体験を分かち合いながら回復を目指す場所です。

断酒会やAAのほか、ご家族・友人を対象としたグループもあります。 参加条件や開催方法は各団体へご確認ください。

当事者・家族の自助グループ

グループ名を押すと、詳しい説明と連絡先が開きます。

断酒会

日本で活動するアルコール依存症の自助グループです。 全国各地で断酒例会が開催され、例会にはご家族も参加できます。

AA(アルコホーリクス・アノニマス)

アルコールを飲まない生き方を目指す当事者の集まりです。 本名を名乗る必要はなく、全国各地でミーティングが行われています。

基本的に当事者を対象としますが、家族や関係者も参加できる 「オープン・ミーティング」もあります。

アラノン家族グループ

アルコールの問題を持つ人の影響を受けている、ご家族や友人のための自助グループです。 ご家族自身の回復を目的として、各地でミーティングが行われています。

家族の回復ステップ12

アルコールの問題を持つ人の、ご家族や友人のための自助グループです。 本名を名乗らずに参加できます。

ファミリーズアノニマス

アルコール、薬物、ギャンブル、買い物、ネット、ゲームなど、 依存症の問題を持つ人のご家族や友人のための自助グループです。

ASK依存症オンラインルーム「ルームA」「ルームD」

ASK認定依存症予防教育アドバイザーが主宰する、 アルコール依存症のオンライン自助グループです。

SkypeチャットやZoomミーティングがあり、女性当事者や家族を対象とするルームもあります。

相談前にご確認ください
受付時間、対象地域、予約の必要性、ミーティングの開催日時などは変更される場合があります。 利用前に各機関・団体の公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。
緊急性がある場合

強い震え、けいれん、幻覚、意識の異常、自傷・他害のおそれなどがある場合は、 自分たちだけで判断せず、速やかに医療機関へ相談してください。 命に関わる緊急時は119番へ連絡してください。

参考:厚生労働省、全国精神保健福祉センター長会、各自助グループ公式サイト、 特定非営利活動法人ASKの公開情報