武生薬剤師会・鯖丹地域薬剤師会の皆さまにお招きいただき、 HELKEMAの今野義隆と山下弥生が講演しました。 当日は24名の皆さまにご参加いただきました。
薬とお酒、その先にあったもの
― 当事者が語るアルコール依存と回復
アルコール依存症の本人と家族、それぞれの経験から、 薬局での気づきや声かけ、相談先とのつながりについてお話ししました。
今野からは、会社経営の不安を一人で抱え、 薬を処方されながらもお酒を飲み続けていた当時のこと、 治療につながり、飲まない日を重ねてきた経験をお話ししました。
薬局では「薬さえ出してもらえればいい」と考え、 自分の飲み方や暮らしの悩みを話そうとしなかったこと。 周囲に「大丈夫」と答えていても、 気にかけてくれる人の言葉は心に残っていたことをお伝えしました。
山下からは、アルコール依存症の母親と暮らした娘の立場から、 子どもの頃から抱えていた思いや、家族としての困りごとをお話ししました。
ご本人だけでなく、そのそばにいる家族や子どもにも目を向けること。 家族自身も相談してよいことを、体験を通してお伝えしました。
講演では、飲酒について確認する理由を添えることや、 「眠れない夜は、どう過ごしていますか」と、 暮らしの困りごとから話を聞く声かけも紹介しました。
すぐに話せなくても、気にかけてもらったことが心に残るかもしれません。 薬局のスタッフが一人で抱え込まず、 薬局内で相談し、必要に応じて処方医や地域の相談先につなぐことの 大切さについてもお話ししました。
ご参加くださった皆さま、 講演の機会をご用意くださった武生薬剤師会・鯖丹地域薬剤師会の皆さまに、 心より感謝申し上げます。
また、福井県薬剤師会の皆さまには、 「お酒と暮らしの相談室」へのご後援をいただいています。 薬局でのチラシ設置にご協力くださっている皆さまにも、 重ねて御礼申し上げます。
HELKEMAは、これからも本人と家族の経験を伝え、 お酒のことで悩む方が、安心して相談できるつながりを広げてまいります。